SFMAとは?体の動きから不調の原因を探る評価法
施術を受けるとき、「なぜこんなところまで動かして確認するんだろう」と感じたことはありませんか。痛みが出ている場所だけを診るのではなく、体全体の動きを一つひとつ確認してから施術方針を決める——iTOではその検査の柱として「SFMA」という評価法を取り入れています。今回は、このSFMAがどのようなものか、施術にどう活かされているかをご紹介します。

SFMAとは何か
SFMA(Selective Functional Movement Assessment)は、しゃがむ・腕を上げる・体をひねるといった体の基本的な動作パターンを、特別な器具を使わずに段階的に確認しながら、体のどこに負担が集中しているかを調べる評価法です。もともとはリハビリテーションの専門家によって考案され、スポーツ現場やリハビリの分野で広く使われてきました。痛みのある部位だけを見るのではなく、体全体のつながりの中で動きのクセを読み解いていく点が特徴です。
痛みの場所と原因は、必ずしも一致しない
SFMAの考え方の土台にあるのが、「痛みが出ている場所」と「その原因」は同じとは限らない、という視点です。たとえば腰の痛みは、股関節や背中の硬さを腰が代わりに補おうとして起きていることがあります。肩が上がりにくいときも、原因は肩そのものではなく背中の動きの制限にあることが少なくありません。しゃがんだときに膝に違和感が出る場合も、足首の硬さが影響していることがあります。体は一つひとつの部位がつながって動いているため、どこか一箇所の硬さが、離れた場所の負担となって表れるのです。
可動域の問題か、使い方の問題かを分けて考える
体が思うように動かせない原因は、大きく分けると「関節や筋肉が硬く、そもそも動く範囲が制限されている」場合と、「動く範囲はあるのに、日常のクセで正しく使えていない」場合の2つに分かれます。同じ「肩が上がりにくい」という症状でも、原因がどちらにあるかによって適切なアプローチは変わります。SFMAでは、基本の動きで気になる制限が見つかった際にさらに条件を変えながら確認を重ね、この2つを見分ける手がかりを得ることができます。
iTOでの活用法
当院では、施術前の検査にSFMAの考え方を取り入れ、症状のある部位だけでなく体全体の動きを確認したうえで、骨格の調整・鍼施術・ストレッチを組み合わせた施術方針をご提案しています。「なぜここも動かして確認するのか」をご説明しながら進めますので、検査の意図が分からないまま施術が進むことはありません。
ご自身でできること・気をつけたいこと
ご自宅では、鏡の前で腕の上がりやすさやしゃがみやすさに左右差がないかを確認してみるのも一つの目安になります。ただし、痛みを我慢して無理に動かす必要はありません。違和感や痛みが出る場合は、自己判断で動かし続けず、早めに専門家にご相談ください。
こんな方はご相談ください
特定の部位の施術を受けても改善を感じにくい方、なぜその症状が出ているのか根本から知りたい方は、一度体全体の動きを確認してみることをおすすめします。当院では柔道整復師・鍼灸師の国家資格を持つ施術者が、SFMAの視点も取り入れた検査をもとに、お一人おひとりに合わせた施術をご提案しています。
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